基本データ
- 分野
- 記憶力
- 1回
- 約90秒
- スコア
- 正解した単語の数
- モード
- 測定モード
- 参考値(中央値)
- 45語 (Human Benchmarkの単語記憶テストの公開データ(中央値約45点))
単語記憶テストの遊び方
- 「スタート」を押すと、短いカウントダウンのあと最初の単語が表示されます。
- 考えることはひとつだけ。その単語がこのプレイ中にすでに出たかどうかです。出ていれば「見た」、初めてなら「初めて」を押します。
- ライフはハート3つです。初めての単語に「見た」と答えると「これは初めての単語!」、出た単語に「初めて」と答えると「さっき出た単語だよ!」と教えてくれて、ハートが1つ減ります。残り1つになると「ラスト1つ!」です。
- 10語正解するごとに「10語突破!」のように声がかかり、3問以上続けて正解すると連続数も表示されます。
- ハートがなくなったら終了です。正解した単語の数がスコアになり、結果画面に表示されます。自己ベストもこの数字で決まります。
このゲームは測定モードだけです。レベルが上がっていくトレーニングモードはなく、毎回同じルールで記録を取ります。だから今日のスコアと先週のスコアをそのまま比べられます。最初の3語は必ず初めての単語で、そのあとから見た単語が混ざり始めます。30語を過ぎると、出てくる単語のおよそ半分がすでに見た単語です。単語は人名や地名を除いた、形を思い浮かべやすい身近な名詞だけを選んでいます。
単語記憶テストで測れること
このテストが測るのは「再認」の記憶です。単語を自分で思い出す必要はなく、このプレイ中に見たかどうかを見分けるだけです。最初の10語ほどはかんたんです。難しくなる理由は2つあります。答えるたびに覚えておく単語が1つずつ増えていくこと。そして、ふだんよく使う単語ほど、今回は出ていなくても「見た気がする」ことです。つまり「なんとなく知っている」という感覚をふるい落とし、この1〜2分に起きたことだけを正確に覚えておけるかが勝負です。「いつ・どこで見たか」と結びついた記憶を、心理学ではエピソード記憶と呼びます。単語記憶テストは、その中でも言葉のエピソード記憶を使います。
研究の世界でも、こうした短いオンライン課題を使って認知能力が大規模に調べられています。4万8,537人のデータを分析した研究では、能力によってピークの年齢が違いました。処理速度は18〜19歳、短期記憶は25歳前後、語彙力は60代後半以降がもっとも高かったのです(Hartshorne & Germine、2015)。脳スクワットが複数のゲームの結果を1つの数字にまとめず、ゲームごとに記録するのはこのためです。
限界も正直に書いておきます。
- 測れるのは「今日このゲームをどれだけうまくできたか」です。睡眠、まわりの音、気分でスコアはかなり変わります。
- 練習すれば、このゲームのスコアは確実に伸びます。ただし、脳トレの上達が日常の記憶力にまで広がるという根拠は乏しい、というのが大規模レビューの結論です(Simonsら、2016)。
- 医学的な検査ではありません。健康状態について何かを判定するものではないので、気になることがあれば医師に相談してください。
単語記憶テストの平均とスコアの見方
同じルール(見た/初めて、ライフ3つ)で遊べる海外サイトHuman Benchmarkでは、英単語版のスコアが公開されています。中央値は約45点で、点数は正解した単語の数です。結果画面には、この公開データをもとにした「上位20〜30%」のような大まかな目安が表示されます。
表を見る前に、知っておいてほしいことがあります。
- 幅がとても広いテストです。 100語を超える人もいれば、30語以内で終わる回も珍しくありません。1回のスコアより、1週間のふだんのスコアのほうが実力に近い数字です。
- あくまで目安で、判定ではありません。 参考データは英単語で、多くはマウスで遊んだ、自分から訪れた人の記録です。年齢の情報もありません。日本語の単語リストとは条件が違うので、正確な順位ではなく幅で表示しています。
- スピードはスコアに入りません。 スマホのタッチ遅延がそのまま記録に上乗せされる反応速度テストと違い、スマホで遊んでも不利になりません。ただし押しまちがえるとハートは減ります。
自分のスコアは、次のように読んでください。
| 正解した単語の数 | あなたにとっての意味 |
|---|---|
| 〜19語 | まだ「なんとなく見た気がする」に引っぱられやすい段階。コツ3を試すと伸びやすいゾーンです |
| 20〜39語 | 中央値の手前。単語が増えても、落ち着いて1語ずつ判断できるかが勝負です |
| 40〜50語 | 参考データのちょうど真ん中あたり(中央値は約45点) |
| 51語以上 | 真ん中より上。30語を過ぎると半分ほどが見た単語になるので、ここからは集中力の持久戦です |
いちばん大事なのは自分の記録です。自己ベストと、5〜7回分のふだんのスコアをセットで見てください。
よくある質問
単語記憶テストの平均は何語くらいですか?
同じ方式のHuman Benchmarkが公開しているデータでは、中央値が約45点(正解した単語の数)です。英単語で、多くはマウスで遊んだ記録なので、目安として見てください。
前回のプレイで出た単語も「見た」になりますか?
いいえ。「見た」になるのは、今回のプレイ中にすでに出た単語だけです。新しく始めると、まっさらな状態からスタートします。
スマホだと不利になりませんか?
スコアは速さではなく正解数で決まるので、スマホのタッチ遅延の影響は受けません。押しまちがいにだけ気をつけてください。
もの忘れのチェックに使えますか?
いいえ。記録と習慣づくりのためのゲームで、医学的な検査ではありません。気になる場合は医師に相談してください。
毎日やると記憶力は上がりますか?
このゲームのスコアは練習で確実に伸びます。ただ、その上達が日常の記憶力にまで広がるという根拠は乏しいため、約束できるのはゲームのスコアまでです。
後半になるとミスが増えるのはなぜですか?
覚えておく単語が増え続けるうえ、30語を過ぎると半分ほどが見た単語になるからです。よく使う単語は、今回出ていなくても見た気がしやすいのも理由です。