反応速度テスト

青い画面で待ち、緑に変わったらすぐタップ。5回測った中央値が、あなたの反応速度です。

基本データ

分野
スピード
1回
約45秒
スコア
反応時間(中央値)
モード
測定モード
参考値(中央値)
284ミリ秒 (Human Benchmarkの公開統計(中央値273ミリ秒、主にマウスでの記録)にスマホのタッチ遅延を加味した値)

遊び方

反応速度テストは、合図を見てから指が動くまでの時間を測ります。レベルもトレーニングモードもない一発測定なので、たいてい1分かからずに終わります。

  1. スマホの画面いっぱいに大きなパッドが出ます。「タップでスタート」をタップしましょう。パッドが青くなり「緑になるまで待って…」「まだタップしないで」と出たら、親指を構えて待ちます。
  2. 1〜3秒のランダムな待ち時間のあと、パッドが緑に変わり、稲妻マークと「タップ!」が出ます。パッドのどこでもいいので、できるだけ速くタップしてください。
  3. その回のタイムがミリ秒で表示され、上の5つの丸が1つ埋まります。1秒たつと次の回が自動で始まります(「タップで次へ」のとおり、タップすればすぐ次へ進めます)。
  4. 青いうちにタップすると✕マークと「早すぎ!」が出て、その回はやり直しです。緑になってから100ミリ秒未満のタップも、反応ではなく山勘とみなしてフライング扱いになります。
  5. 1.5秒(1,500ミリ秒)を超えた場合は「遅すぎ。もう一回」と出て、その回をやり直します。一度よそ見しただけで、全体が台無しにならないようにするためです。
  6. 有効な記録が5回そろうと、その中央値がスコアになり、その下に5回のうちいちばん速かった記録(最速)も表示されます。フライングが5回以上になると「フライングが多かったため、今回は記録されませんでした」と表示され、記録に残りません。

陸上のスタートと同じで、合図より先に動けばフライングです。モードは1つだけなので、今日の記録をそのまま昨日の記録と比べられます。設定で大きな文字・ゆっくりモードをオンにすると、待ち時間が0.5秒長くなります。

反応速度テストで分かること

このゲームが測るのは単純反応時間です。合図は1つ、押す場所も1つ。そのわずかな時間に、目が色の変化に気づく、脳が「今だ」と決める、指が動く、という3つの段階が入っています。さらに、画面・タッチセンサー・ブラウザの遅延が上乗せされます。

単純反応課題は、短時間で何度も繰り返せるため、研究の世界でも長く使われてきました。よく知られたDeary–Liewald課題も、合図の前に1〜3秒のランダムな待ち時間を置き、リズムで押せないようにしています。脳スクワットも同じ考え方を取り入れました。英国の成人7,130人の反応時間を調べた研究(Der & Deary、2006)も、こうした課題を使って年齢による変化を追っています。

FPSや格闘ゲームをよく遊ぶ人なら気になる「反応の速さ」ですが、このテストには限界もあります。

  • 測れるのは狭い能力1つだけです。反応が速くても、記憶力や判断力まで高いとは言えません。
  • 機器の遅延が含まれるので、機種やブラウザが違えば、数字を単純には比べられません。
  • あくまでゲームの記録で、医学的な検査や知能検査ではありません。
  • 練習すれば、このゲームの記録は伸びやすいです。脳トレ研究を幅広くまとめたレビュー(Simonsら、2016)では、訓練した課題は上達する一方、別の課題や日常生活への効果を示す根拠は乏しいとされています。

反応速度の平均は何ミリ秒?

スマホで測るこの形式のテストに合う公開の基準データは、まだ見つかっていません。そこで、よく引用される数字が実際に何を測ったものなのかを整理しました。

測定したもの 数値 出典
Human Benchmarkの全クリック8,100万回(主にマウス) 中央値273ミリ秒、平均284ミリ秒 Human Benchmark
上の記録にすでに含まれる機器の遅延 約30ミリ秒 Human Benchmark
タッチスクリーンのブラウザで加わる遅延 iOS Safari 57.6ミリ秒、Android Chrome 69.8ミリ秒 Pronkら、2020
成人の単純反応時間(7,130人) 50歳前後までほぼ変化なし Der & Deary、2006
脳スクワットの結果画面で使う比較基準の中央値 約285ミリ秒(推定値) Human Benchmarkの公開データをもとに脳スクワットが推定

表の読み方は次のとおりです。

  • スマホは遅めに出ます。 タッチの遅延だけで58〜70ミリ秒ほどあり、Human Benchmarkの記録に含まれる遅延(約30ミリ秒)より大きめです。スマホで273ミリ秒より遅くても、あなたが遅いわけではありません。
  • ほかのプレイヤーとの比較は、あえて幅で表示します。 有効な測定が終わると、結果画面に「上位20〜30%」のような幅で表示します。機器によるブレが数十ミリ秒あるのに小数点まで出すと、見せかけの精度になってしまうからです。基準の分布も、マウス中心のHuman Benchmarkの公開データにタッチの遅延を上乗せして推定したもので、スマホで集めた基準ではありません。
  • 頼りになるのは自分の記録の推移です。 同じ端末なら、遅延は回ごとにあまり変わりません(Pronkらの測定で標準偏差は約7ミリ秒)。同じ端末で出した記録どうしを比べてこそ、公平な比較になります。

結果画面の表示は、次のように読んでください。

結果画面の表示 あなたにとっての意味
反応時間(中央値) 有効な5回の真ん中の値。短いほど速い
最速 有効な5回のうち、いちばん速かった1回。スコアは中央値のままです
「上位20〜30%」など 上の参考分布の中での大まかな位置。タッチの遅延を見込んだ目安です
「ちょうど真ん中あたりです」 参考分布のほぼ中央。ここからは自己ベストが相手です
「伸びしろたっぷり!」 参考分布の中央値より遅めの日。まずは同じスマホで自己ベスト更新を
自己ベスト このスマホで出した、いちばん速い中央値

よくある質問

反応速度の平均は何ミリ秒ですか?

Human Benchmarkに記録された8,100万回のクリックでは、中央値が273ミリ秒、平均が284ミリ秒です。ほとんどがマウスでクリックした記録なので、スマホのタップではこれより少し遅めに出るのがふつうです。

スマホで測ると平均より遅く出るのはなぜですか?

測定値に機器の遅延が含まれるからです。実験では、タッチスクリーンのブラウザで約58ミリ秒(iOS Safari)〜70ミリ秒(Android Chrome)の遅延がありました。Human Benchmarkの記録に含まれる遅延(約30ミリ秒)より大きいので、比べるなら同じスマホの記録どうしが公平です。

反射神経テストとは違うのですか?

医学でいう「反射」は、意識しなくても起こる体の反応のことです。このテストが測るのは、合図を見て判断し、指を動かすまでの反応時間で、日常会話でいう「反射神経がいい」のイメージに近いものです。

平均ではなく中央値を使うのはなぜですか?

ぼんやりしていた1回や、たまたま速かった1回で、平均は大きく動きます。中央値は5回の真ん中の値なので、飛び抜けた記録1つにはほとんど左右されません。

年齢によって反応速度は変わりますか?

英国の成人7,130人を調べた研究では、単純反応時間は50歳前後までほとんど変わらず、複数の選択肢から選ぶ選択反応時間は成人期を通じて遅くなっていました。スマホで測った年代別の平均は見つからなかったため、表は載せていません。

練習すると反応速度は速くなりますか?

このゲームの記録は、練習で伸びることが多いです。ただし伸びるのはこのゲームのスコアで、ほかの能力が上がるという根拠にはなりません。

出典