基本データ
- 分野
- 計算力
- 1回
- 約40秒
- スコア
- 40秒間の正解数
- モード
- 測定モード · トレーニングモード
暗算トレーニングの遊び方
暗算トレーニングの1回は40秒です。筋トレの1セットと同じで、時間内に正解した数がそのままレップ数になります。
- モードを選びます。測定モードは毎回同じ出題構成で、記録に残ります。トレーニングモードは今のレベルから始まり、1回ごとにレベルが上下します。
- 大きな数字で問題が1問ずつ出ます。画面下のテンキーで答えを入力してください。決定ボタンはありません。正しい答えになった瞬間に「正解!」となり、次の問題に進みます。連続で正解すると、モチコーチが「3問連続正解!」のように声をかけてくれます。
- 答えの桁数まで入力して間違っていた場合は、数字が赤く光って消えます(「ちがいます。もう一度!」)。同じ問題にもう一度答えましょう。1文字だけ消したいときは、テンキーの消去キーを使います。
- わからないときは「スキップ」を押します。正解が0.6秒表示され、その問題は不正解として数えます。
- 40秒たったら「タイムアップ!」で終了です。残り10秒になると知らせてくれます。スコアは40秒間の正解数です。
答えがマイナスになり得るのは、トレーニングモードのレベル9以上だけです。そのレベルでは、テンキーにマイナスキーが現れます。
測定モードの出題は、毎回同じ割合です。約8割は基本の問題で、2桁±1桁(47+8、62−5など)、九九の2の段〜9の段(7×8など)、答えがプラスになる2桁−2桁(83−27など)が4:3:3の割合で出ます。残りの約2割は少し手ごわい問題で、2桁×1桁、2桁+2桁、割り切れる割り算、答えが0以上になる3つの数の計算(a+b−c)が同じくらいずつ混ざります。最初の3問は必ず基本の問題です。構成が変わらないので、今日のスコアと1か月後のスコアをそのまま比べられます。
暗算練習でわかること
研究の世界では、この力を「計算の流暢性」と呼びます。基本的な計算を、紙を使わずにどれだけ速く正確にこなせるかという力です。ここでは2つの力が一緒に働いています。ひとつは覚えている知識。7×8を数えずに「56」と思い出せる力です。もうひとつはワーキングメモリ。繰り上がりの「1」をいったん頭に置いたまま、残りを計算するための「頭の中のメモ帳」です。
時間を区切った計算テストは、研究でもよく使われます。最近の例がMath4Speedです。足し算・引き算・かけ算・割り算をそれぞれ2分で解く、無料の筆記テストです。開発チームはヨーロッパ6か国の若年成人1,165人(大半が大学生)で信頼性と妥当性を確かめ、研究どうしで結果を比べられるようにしました。
日本で「暗算」と聞くと、そろばん教室でおなじみのフラッシュ暗算を思い浮かべる方もいるかもしれません。画面に次々と映る数字を足していく形式です。暗算トレーニングはそれとは違い、1問ずつ表示される式に答えます。そろばんを習っていた方は、頭の中の珠を動かして解いてもかまいません。解き方は自由です。数字を一瞬で覚える練習がしたいなら、数字記憶テストのほうが近い種目です。
あわせて、正直にお伝えしておきたい限界もあります。
- 練習した課題は確かに伸びます。 脳トレ研究を幅広く検証したレビューも、この点は認めています。ただし、その効果がほかの課題や日常生活に広がる根拠は乏しいとしています(Simonsら、2016)。このゲームの問題は速く解けるようになりますが、IQや成績が上がるとは約束しません。
- 評価ではなく、トレーニング記録です。 算数・数学の学力テストや検定、医学的な検査ではありません。
- スマホにはタッチの遅れがあります。 ウェブ上のタッチ入力をロボットで測った研究では、スマホで約58〜70ミリ秒が上乗せされました(Pronkら、2020)。1問につき1〜3回タップするので、40秒間では差が積み重なります。スマホの記録はスマホの記録と比べましょう。
平均と記録の見方
40秒・スマホのテンキー・この出題構成に合う、公開された平均値(規準)はありません。Math4Speedの数値は、紙の上で1種類の演算だけを2分ずつ解く形式から出たものなので、そのまま当てはめるとかえって誤解を招きます。脳スクワットでほかの人との比較を表示するのは、公開された参考データがあるテスト(反応速度・数字記憶・順番記憶・単語記憶)だけです。暗算トレーニングの比較は将来加わるかもしれませんが、今の基準はあなた自身の記録です。
結果画面に大きく出るのは「40秒間の正解数」です。自己ベストも、この数字で決まります。自分の記録は次のように読んでください。
| 見るところ | 意味 | 伸びているサイン |
|---|---|---|
| 40秒間の正解数(測定モード) | 毎回同じ出題構成で解けた問題の数 | 最初の1週間の自己ベストを超える |
| 自己ベスト | このスマホで出した、測定モードの最高記録 | 月に何度か更新できれば十分なペース |
| スキップの回数 | 自分で数えておく数字(画面には出ません) | 正解数が増えても、スキップが増えていない |
| レベル(トレーニングモード) | 結果画面の「レベルアップ!」「次はレベル○で」の表示 | 1つ上のレベルでも正解数が13問に届く |
トレーニングモードは10段階のレベルに分かれています。
| レベル | 出題内容 |
|---|---|
| 1 | 1桁の足し算 |
| 2 | 1桁の足し算・引き算 |
| 3 | 2桁±1桁 |
| 4 | 九九(2の段〜9の段) |
| 5 | 2桁±2桁 |
| 6 | 割り切れる割り算(割られる数は81以下) |
| 7 | レベル3〜6のミックス |
| 8 | 2桁×1桁 |
| 9 | 3つの数の計算(a+b−c) |
| 10 | レベル7〜9のミックス |
1回で13問以上正解し、正答率が85%以上ならレベルが1つ上がります。正解が7問未満か正答率60%未満なら1つ下がり、その間なら据え置きです(正答率はスキップと打ち間違いも数えます。大きな文字・ゆっくりモードでは、13問が10問、7問が5問になります)。85%という目安は、正答率がおよそ85%のときに学習がもっとも速く進んだという2019年の研究(Wilsonら)を参考にしています。人ではなく学習アルゴリズムで導かれた結果なので、あくまで経験則として使っています。
よくある質問
フラッシュ暗算とは違うのですか?
違います。フラッシュ暗算は次々に表示される数字を足していく形式ですが、暗算トレーニングは1問ずつ表示される式に答えます。そろばん式で頭の中の珠を動かして解いてもかまいません。
暗算が速くなるコツはありますか?
10のまとまりを作って足し引きし、九九は計算せずに思い出すことです。答えを頭の中で決めてから一度で入力すると、打ち直しの時間も減ります。
40秒で何問解ければ平均ですか?
40秒・スマホのテンキー・この出題構成に合う公開された平均値はありません。根拠のない平均を出す代わりに、自分の最初の記録と比べられるようにしています。
スマホを替えると結果が変わるのはなぜですか?
タッチ入力には端末の遅れ(研究では約58〜70ミリ秒)があり、画面の大きさで指がキーの間を移動する距離も変わります。同じスマホの記録どうしで比べましょう。
無料ですか?登録は必要ですか?
無料で、会員登録もアプリのダウンロードも不要です。記録は今使っている端末のブラウザにだけ保存されます。
暗算練習を続けると、ほかの能力も伸びますか?
練習すれば、このゲームのスコアは伸びます。IQや成績が上がるとは約束しません。頭を使う習慣づくりの、毎日の軽い運動として続けてください。